・砥石
砥石は分けて3種類あります。荒砥、中砥、仕上げ砥。荒砥が一番荒く、段々と粒度が小さくなります。
家庭用であれば、中砥があれば十分ですが、最後の仕上げ砥があると切れ味を上げる事ができます。
包丁の研ぎ方
包丁の切れ味が悪くなっても、そのまま使い続けてしまう人も多くいらっしゃいますよね。今回は、包丁の研ぎ方について、ご紹介いたします。
必要な道具
(1) 砥石を水につける
砥石には、内部に空洞があり水に浸すことで気泡が出てきます。気泡がなくなるまで、10分ほどかかるので、まずは水に浸します。
(2) 包丁を研ぐ
包丁は、切っ先から手元まで数回に分けて順番に研いでいきます。
砥石を真正面に置き、包丁を45度ほどに傾けた状態で、砥石の一番手前に研ぎたい場所を乗せます。
包丁を浮かせる角度は15度ほどで100円玉が3枚入る程度の隙間を空けます。
研ぐときには、砥石全体にかけて研ぐようにしましょう
一部分で研いでしまうと、砥石が平ではなくなってしまい、綺麗に研ぐことができなくなります。
その状態で数回研いだら、指で触り引っ掛かり(バリ)を確認したら研げている形となります。次に真ん中、手元のアゴと順番に研いでいきます。
全体が研ぎ終わったら、包丁を裏返し、バリを取るように軽く研いでいきます。
もう一度、表にして研いで刃をつけます。角度は15度程度にして、砥石の上を滑らせるように軽く研いでいきます。
(3) 研ぎ終わったら
研ぎ終わった包丁は、水洗いをして、砥ぎで発生した黒い水を綺麗に落としましょう。乾いた布で水分を拭き取れば、完了です。