包丁の種類 | 包丁の種類 | 包丁ブログ

2021-02-08

包丁の種類

包丁には様々な種類があり、用途や素材に合わせて使い分けることで作業効率だけでなく、料理の仕上がりが良くなります。

今回は、包丁の種類別にどのような特徴があるのか、ご紹介を致します。

牛刀包丁

世界中で広く使われている、西洋の万能包丁です。元々は大きい肉を小さく切ることを設計されましたが、肉以外にも野菜を細かく刻んだり、魚をさばくことにもお使いいただけます。

三徳包丁

菜切包丁と牛刀包丁の両方の特性を持った刃物として作られました。「三つの用途」を意味する通り、肉、野菜、魚などの様々な食材に対し、お使いいただけます。

出刃包丁

魚をさばく時に使用する包丁です。刃が厚めに作られており、重量も重いため、魚の骨を切る事もできるのが特徴です。肉を切ることにもお使いいただけます。

ペティナイフ

「小さい」を意味する包丁で、果物や野菜の皮むきなど細かい作業をするときに使用します。サイズが小さく、重さも軽いため、小さい食材に向いています。

柳刃包丁(刺身包丁)

刃渡りがとても長く、魚や肉の切り身から刺身を作るための包丁です。お刺身を美味しく綺麗に、スッと1回で引き切れるよう作られています。ローストビーフを切る際にもお使いいただけます。

筋引包丁

ブロック肉などを解体する際に、筋を切り分けるために使う包丁です。刀身が細く、薄手の形状なので、筋にそって、筋のない部分だけを切り出す、細かい作業に向いています。

菜切包丁

古くからある日本の和包丁で、野菜を切ることに適しています。三徳包丁と比べ、野菜のみじん切りや千切りなどがスムーズにできます。一方で、肉や魚、細かい作業には向いていません。

薄刃包丁

菜切包丁と同じく、古くからある日本の和包丁で、野菜を切ることに適しています。
野菜の繊維を壊さずに刻む、剥く、削ぐなどの細かい調理をするために刃はとても薄く作られています。

切付け包丁

薄刃包丁と柳刃包丁(刺身包丁)の両方の特性を合わせ持った包丁です。刃先が尖っているので、刺身・肉・野菜にも使用できる万能包丁です。

皮むき包丁

野菜の飾り切り、へぐ、そぐ、皮むき、くり抜き、桂ムキ、面取りなどの細工作業専用の包丁です。

ウナギ裂き包丁

骨切り、開き、ヒレ取りなどのうなぎを切るのに特化した包丁です。

麺切包丁(蕎麦切包丁)

うどんや蕎麦などの麺生地を切ることに特化した包丁です。麺切り包丁は刃渡りが長く柄の下まで伸びているのが特徴です。

中華包丁

中華料理を作る時に使用する包丁です。大きな刃の重みを使い、肉や魚、野菜を切ったり、食材を刃の平面で潰す、などの調理も行うことができます。

最後に

基本的に家庭用かプロ用か、で購入する包丁の種類が決まります。
家庭用であれば、幅広い食材に対応できる「三徳包丁」と小さい食材に対応できる「ペティナイフ」があれば十分です。プロであれば、扱う食材に合わせて包丁を揃えるのが良いでしょうか。

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