三徳包丁は日本で生まれ、牛刀は西洋から持ち込まれました。
まず明治期に牛刀がやってきて、三徳包丁はその影響を受けて作成されたと言われています。
三徳包丁と牛刀は両方、万能包丁で、殆どの食材に対応しています。
では両者には具体的にどんな違いがあるのでしょうか。
三徳包丁は日本で生まれ、牛刀は西洋から持ち込まれました。
まず明治期に牛刀がやってきて、三徳包丁はその影響を受けて作成されたと言われています。
牛刀は刃渡りが長く、刃は反っていて、刃先が尖っています。
対して三徳包丁は、牛刀よりも刃渡りは短く、刃は並行に近く、刃先は尖っていません。
これらは、使い方の違いに影響してきます。
三徳包丁が得意なのは、押し切りです。
わかりやすい例で言うとキャベツの千切りの様に、まな板を叩いて食材を切る方が三徳包丁です。
牛刀が得意なのは、引き切りです。
テレビなどで料理人が大きな肉の塊を切っているのを見た事はありますでしょうか。あれをイメージして貰えれば、使い方のイメージが掴めると思います。
ご家庭でそこまで大きな肉は扱わなくても、肉を切る際には牛刀の方が使い心地がいいと思います。
二つの包丁の違いをご紹介してきました。
まずは、三徳包丁を一本揃えて、お肉を扱う頻度が増えてきたら牛刀を手にとってみてはいかがでしょうか。