筋引包丁とは | 筋引包丁 | 包丁ブログ

2021-03-17
竹内

筋引包丁とは

今回紹介する筋引包丁は肉を調理するための包丁です。

業者さんが塊肉を切るのに、幅が広いご家庭で使う様な包丁を使っているイメージってあまりないですよね。細くて長い包丁を使っているイメージがあるかと思います。そこで使われているのが、筋引包丁です。

では筋引包丁とは、一体どんな包丁なのでしょうか。

筋引包丁の特徴

一般的に両刃は洋包丁に分類されますが、筋引包丁も洋包丁の一種です。

代表的な洋包丁として牛刀が挙げられますが、筋引包丁もこの牛刀と形状が似通っています。

違いとしては、刃渡りは21cm~と牛刀より長く、刃幅がより狭いです。

用途としては肉塊のスジを切る為に使用されます。

筋を切りながら肉を綺麗にしていくことを肉磨きと言いますが、そういった場面でこの包丁が使われるのです。塊肉を切るというのは、大雑把な作業に見えますが、実は細かい作業が必要とされています。なので、幅が狭く刃身が細く筋引きの方が小回りが効いて、そういった作業に向いているのです。

両刃なので、柳刃包丁よりも多くの食材に対応することができます。

刺身もわざわざ柳刃包丁で調理するのではなく、筋引包丁で済ませる事も出来ます。

名前の由来も筋を切るという用途からそのまま来ています。英語でも直訳的に、Muscle Pull Knifeと言います。

最後に

以上のように、筋引包丁の特徴を紹介してきました。

牛刀を使っているけど、肉の調理がしづらいと感じたら、筋引包丁を試してみては如何でしょうか。