ウナギ裂き包丁とは | 包丁の種類 | 包丁ブログ

2021-03-29

ウナギ裂き包丁とは

ウナギ裂き包丁は、骨切り、開き、ヒレ取りなどのうなぎを切るのに特化した包丁です。
うなぎはぬめりと硬い骨が特徴で捌くのが難しいため、このウナギ裂き包丁を使うことでスムーズに切ることができます。
ただ、専用包丁のため、うなぎのような長い魚を捌くとき以外には、ほとんど使わないものとなります。

ウナギ裂き包丁の種類

ウナギ裂き包丁には、地域ごとに種類があります。

・関東型うなぎ包丁(江戸裂き)
うなぎを背中側から開く「背開き」が得意な形状で、関東では背中側から開くため、この形状をしているそうです。
・大阪型うなぎ包丁(大阪裂き)
うなぎを腹側から開く「腹開き」が得意な形状で、大阪では、腹から開くため、この形状となります。

・京型うなぎ包丁(京裂き)
一段刃で、峰が厚くて重いのが特徴で、包丁の峰を使って目打ちが叩けるようにもなっています。
・名古屋型うなぎ包丁(名古屋裂き)
まっすぐな一段刃で、腹開きと背開きのどちらでも切れる形状です。
峰の先が丸くなっているため、うなぎの身も傷つけることなく捌けるのも特徴となります。

最後に

基本的には、専門包丁となるのでご家庭では使うことはないと思いますが、もしウナギを捌く機械があれば、一度チャレンジしてみるのはいかがでしょうか。