包丁の刃付け | 刃付け | 包丁ブログ

2021-04-05
竹内

包丁の刃付け

本刃付けという言葉を聞いたことはありますか。

専門店にも行かない限り滅多に聞かない言葉なので、初めて聞いたという方が多いかと思います。

今回は、刃付けについて紹介していきます。

刃付けとは

新品の包丁を、研いで切れ味を鋭くする事を本刃付けと言います。言葉が紛らわしいですが、刃本体を付けるという意味ではありません。

なぜ新品なのに、研ぐのかというと、一般に市場に出回っている家庭用の包丁は扱い易いように、敢えて刃を鈍角にしています。理由としては切れ味を鋭くすると、刃が細くなるので欠けやすくなってしまうので、扱いが難しくなるのです。わざわざ研ぎ直しをせずとも、問題なく使えるので、本刃付けをしている方は少ないのではないでしょうか。

しかし、一度、切れ味が鋭い包丁を触ったことがある方なら、新品の包丁の切れ味に違和感を感じるかもしれません。

刃付けはご家庭ですることも出来ますが、研ぎ自体に慣れていないという方は、せっかくの新品の包丁ですので、専門店でしてもらう方が良いと思います。

ただ、包丁、研ぎの専門店でも他のメーカーの包丁の本刃付けは受けていないことがあるので、専門店で包丁を買う際は、本刃付けについて聞いてみてください。

最後に

ここまで本刃付けについて紹介してきましたが、一本の包丁で、全ての食材を扱うという方は、本刃付けはお勧めしません。固い食材を切った時に、刃が欠けやすいからです。

鋭い切れ味をお求めの方は、是非包丁を購入した際は、本刃付けをしてみては如何でしょうか。