砥石の種類 | 砥石 | 包丁ブログ

2021-04-02
竹内

砥石の種類

ご家庭で包丁を研がれる方はそこまで多くはないと思います。手間をかけて研ぐくらいなら、新しい包丁を買うという人もいるでしょう。しかし、高級で優れた品質の包丁は長く使いたいものですよね。長く使うためには、研ぎはもちろん必須になってきます。そこで今回は、研ぐのに必要な砥石の種類をご紹介していきます。

砥石の種類

まず大まかに砥石は3種類に分けられます。荒砥石、中砥石、仕上げ砥石の3種類です。

これらは、粒度による区分けで、数字が大きくなっていくと、粒は小さいものに。

数字が小さいほど、粒は大きいものになっていきます。

砥石には#1000のように数字が割り振られていますが、これが粒度を表しています。

ではこれらの種類を具体的に見ていきましょう。

まずは、荒砥石で粒度は#80〜#400です。

刃が欠けてしまった際に使います。粒度が粗いので、欠けた刃でも簡単に研ぐことができます。しかし、普段の研ぎに使用すると刃を削りすぎて減りが早くなってしまうので、あくまでも欠けた時用の砥石になります。

続いて中間に位置する、中砥石で粒度は#400~#2000です。

こちらは普段のお手入れの際に使います。切れ味が悪いなと感じたら、中砥石を使いましょう。

#1000の砥石が家庭用向けにオススメされることが多いです。

最後は、仕上げ砥石で粒度は#3000〜#5000です。

中砥石で研いだ刃の切れ味をさらに鋭くするための砥石です。一般家庭で使われることは、包丁と切れ味に拘っている出ない限りそうそうありません。

最後に

以上のように、それぞれ用途にあった使い方があるので、ご自身の要望、状況に即して使い分けてください。特に、刃の欠けがない場合は、まず#1000の砥石を使うのがオススメです。